ニコチン酸アミドの肌への効果(効能)と副作用

ロスミンローヤルに含まれる22種類の有効成分の中に、ニコチン酸アミドという物質があります。ニコチンアミドやナイアシンアミド、ビタミンB3とも呼ばれる水溶性ビタミンB群のひとつです。

 

最近では、美白目的の化粧品や医薬品、育毛剤の成分としても利用されています。ニコチン酸アミドは、肌にどのような効果があるのでしょうか。有効成分として配合された医薬品情報も含めて、詳しく調べてみました。

 

ニコチン酸アミドの特徴

ニコチンという名前は付いていますが、タバコのニコチンとは化学構造が違います。身体の酸化還元反応に深く関り、補酵素として働く役割があります。

 

ニコチン酸アミドが欠乏すると、下痢や吐き気、日光皮膚炎や不眠といった症状をもたらす「ペラグラ」という疾患が起きる場合もあるほど、人の身体にとって必要不可欠なビタミンです。

 

ニコチン酸アミドを摂取した場合の効果としては、血管拡張による血行促進、皮膚や粘膜を正常に保つ、胃腸障害の緩和、美白などがあります。熱や光、酸・アルカリ化の全てにおいて安定しているものの、水溶性なので調理の際に煮汁などに流れ出やすい特徴があります。

 

ニコチン酸アミドの肌への効果

近年、ニコチン酸アミドは美白成分として注目を集めています。具体的には、肌に対してどのような働きをするのでしょうか。その効果を見ていきましょう。

 

メラニン色素を抑制

肌が紫外線やニキビの炎症などでダメージを受けると、メラニン色素が生成されて色素沈着を起こすことがあります。この際、ビタミンB群の働きがしっかりとしていれば、メラニン色素の生成そのものを抑制でき、その働きの効果はビタミンCを凌ぐとも言われています。

 

ニコチン酸アミドのメラニン色素抑制効果は、ビタミンB群の中でもB2やB6と並ぶ高さです。

 

メラニン色素の表面化を予防

メラニン色素は、色素細胞メラノサイトの中で作られます。生成されたメラニン色素はメラノソームという袋状の物に包まれ、表皮細胞へ渡されたあと肌の表面にシミとして現れます。

 

ニコチン酸アミドには、メラノソームの表皮細胞への引き渡しを抑制する作用があります。そのため、メラニン色素が表面化しないので、シミの予防につながります。

 

肌のターンオーバー正常化

皮膚や粘膜の新陳代謝を正常に保つ作用があるニコチン酸アミドは、肌のターンオーバーも整えます。この作用により肌の乾燥や荒れ、ニキビなどを予防し、健康な状態を保つ効果があります。

 

肌の水分量を維持

角質層には、セラミドと呼ばれる細胞間脂質があり、肌の水分量を守る重要な役割を果たしています。ニコチン酸アミドには、このセラミドの合成を助ける働きがあり、セラミドの環境を整えてみずみずしい肌を維持し、紫外線など外からの刺激による肌荒れを防止します。

 

ニコチン酸アミドの副作用

水溶性ビタミンであるニコチン酸アミドは、たとえ摂りすぎても余剰分は尿とともに体外へ排出されるため、過剰摂取による心配は低いとされます。ただし、1日3,000mg以上を摂取すると、肝機能に障害が出る場合があります。

 

さらに、高用量で摂取した場合は血糖値や尿酸値を上昇させるため、糖尿病や通風がある人は注意しましょう。

 

また、ニコチン酸アミドと同じ機能を持つニコチン酸を一度に高用量摂取すると、皮膚の紅潮やほてり、かゆみなどの「ナイアシンフラッシュ」と呼ばれる症状が出る場合があります。しかし、ニコチン酸アミドがこういった症状を引き起こすことはありません。

 

ニコチン酸アミド配合のシミ、シワ対策医薬品

化粧品以外にも、飲んで効く医薬品としてニコチン酸アミドが配合されたものがあります。それぞれの特徴や、その他の配合成分などと合わせて紹介します。

 

ロスミンローヤル

シミやソバカスなどの色素沈着のみならず、小ジワの解消に効果がある国内唯一の医薬品です。女性医師への調査で、97.6%が飲み続けたいと回答するなど高い評価を得ています。

 

ニコチン酸アミドをはじめとする13種類の有効成分が肌ダメージを回復、9種類の生薬の力で血行を改善してトラブルから肌を守ります。また、肌以外にも冷え症や肩こり・腰痛といった女性特有の不調改善にも役立ちます。

 

商品の製造は「米田薬品株式会社」が行い、「アインファーマシーズ」が販売を手掛けています。公式サイトからの購入のみで、ドラッグストアや通販サイトなどでの販売はしていません。1箱に30日分270錠が入っており、通常販売価格以外に初回限定価格やお得な定期コースなどもあります。

 

用法・用量は1回3錠を1日3回食後に服用し、服用できる年齢は15歳以上です。

 

チョコラBBルーセントC

シミのもとを抑制、できてしまった黒色メラニンを無色化、ターンオーバーを整えてメラニンを排出する独自のトリプルアクション処方で、シミやソバカスの原因からアプローチをする医薬品です。

 

アスコルビン酸やL‐システイン、天然型ビタミンEのコハク酸d‐α‐トコフェロールなど5成分に加え、皮膚や粘膜の健康維持を目的としてニコチン酸アミドが配合されています。シミ・ソバカスなどの緩和以外にもビタミンCの補給や、鼻・歯茎からの出血予防として用いる事ができます。

 

製造・販売をしているのは、チョコラBBシリーズで知られる「エーザイ株式会社」です。60錠・120錠・180錠の3包装があり、全国のドラッグストアや各種通販サイトなどで広く販売されています。

 

用法・用量は以下の1回量を1日3回食前または食後に服用します。

 

  • 15歳以上:2錠
  • 7歳~14歳:1錠
  • 7歳未満:服用しない

 

アポスティーEC+B

天然型ビタミンEとビタミンCに、B‐Mixiaと呼ばれる独自成分をプラスし、シミなどの色素沈着を身体の中から薄くしていくビタミンEC主薬製剤です。ニコチン酸アミドは、メラニン生成に関わるホルモン調整を目的に、B‐Mixiaの成分としてビタミンB2・B6と共に配合されています。

 

シミやソバカスなどの緩和、末梢血管障害により冷えやコリの改善、鼻や歯茎からの出血予防に用います。甘酸っぱいゼリータイプのソフト錠なので、水なしで噛んで服用することができます。

 

製造・販売はコンドロイチン製剤などで知られる「ゼリア新薬工業株式会社」が行っています。1箱60錠・120錠の2包装があり、ドラッグストアや通販サイトで買う事ができます。

 

用法・用量は1回2錠を1日1~3回、2回の場合は朝夕に、3回の場合は朝昼晩に服用します。服用年齢は15歳以上です。

 

フェミールEC顆粒

天然型ビタミンEとビタミンCを主成分に、ビタミンB2酪酸エステルとニコチン酸アミドが配合されています。成分が持つ血行促進作用と毛細血管強化作用が協力しあい、身体の中から効果を発揮します。

 

シミやソバカスの緩和のほか、手足の冷えや肩コリなどの緩和、鼻・歯茎からの出血予防に効果的です。また、体力低下時などのビタミンE・Cの補給にも用います。

 

富山県にある「ダイト株式会社」を製造販売元に、「京都薬品ヘルスケア株式会社」から発売されています。1箱32包・64包・128包入りの3包装あり、京都薬品ヘルスケア通販直営店や大手通販サイト、ドラッグストアで購入できます。

 

用法・用量は以下の1回量を1日3回食後に服用します。

 

  • 15歳以上:1包
  • 11歳~14歳:2/3包
  • 7歳~10歳:1/2包
  • 3歳~6歳:1/3包
  • 3歳未満:服用しない

 

どの医薬品も、独自の工夫を凝らして製造されているのがわかります。しかし、9種類もの生薬が配合されていたり、小ジワにも効果があったりという事を考えると、おすすめはロスミンローヤルです。

 

ニコチンという名前が付いていても決して有害なわけではなく、ニコチン酸アミドは人の身体に欠かせないビタミンなのですね。メラニン色素の表面化抑制や、ターンオーバーの正常化など、シミ・シワ対策への有効成分としてこれからますます期待が持てそうです。

 

ただし、糖尿病や痛風がある人は摂取量が過剰にならないように注意しましょう。

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