パントテン酸カルシウムの肌への効果(効能)と副作用

パントテン酸カルシウムという名前を聞いた事がありますか?パントテン酸とは別名ビタミンB5の事で、その水溶性レベルを高めて身体への吸収を良くするためにカルシウムを結合させたものです。

 

ロスミンローヤルをはじめ、シミやソバカスなどの緩和や改善を目的にした医薬品やサプリメントなどに含まれる事の多い成分です。ここでは、パントテン酸カルシウムを飲む事で得られる肌への効果や、気になる副作用について紹介します。

 

パントテン酸カルシウムの特徴

パントテンとは、ギリシャ語の「広くどこにでもある」という意味の言葉を語源にしています。パントテン酸はその名の通り、植物性のものから動物性のものまで様々な食品に含まれています。また、腸内でも合成されるので、通常の食生活をしていればめったに欠乏することはありません。

 

パントテン酸カルシウムの働きはビタミンB5であるパントテン酸と同様で、他のビタミン類と協力して糖や脂の代謝をアップします。身体の代謝に関係する100種類以上もの酵素がパントテン酸なしには作る事ができません。

 

加えて、神経伝達や神経細胞そのものの合成にも関わっており、心身の健康に欠かせないビタミンです。水溶性なので体内ストックができず、熱や酸・アルカリに弱い特徴を持っています。また、結合されたカルシウムの量はわずかなため、栄養素としての効果は期待できません。

 

パントテン酸カルシウムの肌への効果

身体中のあらゆる組織や細胞の正常な働きを促し、新陳代謝を良くするパントテン酸カルシウムは、肌の健康に対しても重要な役割を持っています。その効果を詳しく見ていきましょう。

 

ビタミンCの働きを助ける

ビタミンCと言えば、メラニン生成抑制でシミなどを予防・改善したり、コラーゲンの合成に深く関りがあることで知られています。パントテン酸カルシウムには、このビタミンCによるコラーゲンの合成を促進させる作用があり、両者が一緒に作用することで美肌効果がアップします。

 

ストレスを緩和する

私たちは日々多くのストレスを感じています。紫外線もその一つで、身体にストレスがたまっているほど紫外線の影響を受けやすくなります。パントテン酸カルシウムには、副腎皮質ホルモンの働きを促し、ストレスへの抵抗力をアップする効果があります。同時に、肌を修復する酵素の働きを活性化する作用により、紫外線から受けるダメージを軽減します。

 

ニキビ改善に役立つ

脂質の代謝を上げる効果があるパントテン酸カルシウムは、毛穴へ流れる皮脂量を適度に調整するので、結果として過剰分泌の防止に効果があります。また、上記で挙げたようにストレスの緩和作用があるため、皮脂性・ストレス性双方のニキビを身体の中から改善します。

 

パントテン酸カルシウムの副作用

水溶性ビタミンであるパントテン酸カルシウムは、過剰に摂取しても尿と一緒に排出されます。食事から摂取している分には全く問題なく、医薬品やサプリメント等で摂る場合にも、基本的に副作用の心配をする必要はありません。

 

ただし、ニコチン酸アミドと一緒に3ヶ月間服用した実験で、吐き気や食欲不振などを訴える人が出た報告があります。このような症状が表れた場合には、一旦服用を中止し、医師などに相談しましょう。

 

パントテン酸カルシウム配合のシミ、シワ対策医薬品

細胞の生まれ変わりを助け、肌を整える作用があるパントテン酸カルシウムは、シミやシワ改善のための医薬品にも多く含まれています。インターネットなどでもおなじみの商品を5つ紹介します。

 

ロスミンローヤル

大阪府にある製薬会社「米田薬品株式会社」が製造し、アインファーマシーズが販売をしている女性保健薬です。パントテン酸カルシウムを含む14種類の有効成分に加え、9種類の生薬成分が配合されています。シミや肌荒れだけでなく、小ジワ、肩こりや冷え症など女性特有の症状改善に効果があります。

 

ドラッグストア等での販売は行っておらず、公式サイトでのみ購入できます。1箱270錠入りで、初回限定価格やお得な定期購入制度もあります。

 

  • 用法・用量:以下の1回量を1日3回服用
  • 15歳以上:3錠
  • 15歳未満:服用しない

 

ハイチオールCホワイティア

一般市販薬の医薬品メーカー「エスエス製薬株式会社」が、しみを治療する医薬品として製造販売しています。パントテン酸カルシウムに加え、メラニン生成抑制効果の高いアスコルビン酸とL‐システインが配合され、シミやソバカスなどの色素沈着やニキビなどの肌荒れ緩和、全身倦怠や二日酔いに効果を発揮します。

 

1箱40錠入りと120錠入りの2包装があり、ドラッグストアやインターネット通販サイトで購入できます。

 

  • 用法・用量:以下の1回量を1日2回服用
  • 15歳以上:2錠
  • 7歳~14歳:1錠
  • 7歳未満:服用しない

 

ホワイトC錠

山形県の配置用医薬品会社「共同薬品工業株式会社」が製造し「株式会社三昧生活」が販売を行っています。アスコルビン酸・L‐システインと共にパントテン酸カルシウムが配合されており、シミやソバカスの緩和や全身倦怠、二日酔い、湿疹やかぶれなどにも効果があります。

 

1箱に30日分180錠入りで、公式サイトから購入することができ、初回に限り限定価格が設けられています。

 

  • 用法・容量:以下の1回量を1日3回服用
  • 15歳以上:2錠
  • 7歳~14歳:1錠
  • 7歳未満:服用しない

 

ハイシーホワイト2

「武田薬品工業」が製造販売する、ビタミンC主薬製剤です。アスコルビン酸やL‐システインなどにパントテン酸カルシウムを加えた5成分が配合されています。飲みやすいように小さな錠剤で作られ、シミ・ソバカス、日焼けなどによる色素沈着の緩和や鼻出血などの予防、身体へのビタミンC補給に効果があります。

 

1箱60錠入り・120錠入り・180錠入りの3包装があり、各種ネット通販やドラッグストアで購入できます。

 

  • 用法・用量:以下の1回量を1日2回服用
  • 15歳以上:2錠
  • 7歳~14歳:1錠
  • 7歳未満:服用しない

 

キミエホワイトプラス

富山県の医薬品通信販売会社「株式会社富山常備薬グループ」が製造販売を行っています。黒色メラニンの生成抑制をするアスコルビン酸やL‐システインに加え、肌の代謝を良くするためにパントテン酸カルシウムが配合されています。シミや日焼けによる色素沈着改善のほか、二日酔いや全身の倦怠感の解消などに効果があります。

 

1箱に93錠入りで、販売しているのは公式サイトのみです。また、初回に限り限定価格で購入できます。

 

  • 用法・容量:以下の1回量を1日3回服用
  • 15歳以上:1錠
  • 15歳未満:服用しない

 

シミやソバカスなどの緩和という事では、どの医薬品も効果・効能に大きな違いは見られません。ひとつを選ぶとしたら、やはりシミだけでなく小ジワにも効果があるロスミンローヤルがおすすめです。

 

パントテン酸カルシウムは、他のビタミンと協力することで、代謝アップに作用します。シミ・シワ対策医薬品にも、アスコルビン酸など主成分の補助的役割で配合されている事が多いですね。

 

パントテン酸カルシウム単体摂取での副作用はそれほど心配ありませんが、ニコチン酸アミドが一緒に配合された医薬品などを長期に摂る場合には、吐き気などの症状が出ないか注意しましょう。

関連ページ